英語には体の一部を使ったイディオムがたくさんあり、日常会話でもよく使われていますし、ビジネスのシーンでも使われたりします。
ここでは、その中でもよく使われている「hand」を使った英語のイディオムをご紹介します。日常で見聞きすることが多いイディオムだらけなのでしっかり覚えていきましょう!
out of one’s hand
「out of one’s hand」は「●の手に負えない」という意味で使われます。「コントロールができない、コントロールができなくなる」といったニュアンスで使われているイディオムです。
●の中にはコントロールができない、コントロールができなくなっている「人」が入ります。
give a hand
「give a hand」には2つの意味があります。1つの意味は「劇場、コンサート、セミナー」などで使われ、「拍手を送る」という意味です。
もう1つは、日常でよく使われる物で「手を貸す、手伝う」という意味です。「give」ですが、「手をあげる、手を与える」にはなりませんので要注意!
全く同じ意味&同じ使い方で「lend a hand」も使われることがあります。
hands full
「hands full」、これは必ず「hands」という複数形で使い、単体形の「hand」では使いません。
このイディオムは「手がいっぱい」といったニュアンスで、「忙しくていっぱいいっぱい」、「忙しくて手が回らない」といった意味です。
wash one’s hands
「wash one’s hands」と聞くと、「●の手を洗う」とイメージしてしまいます。しかしこのイディオムの意味は、日本語の「〜から足を洗う」と同じで、同じように使います。「〜から手を引く、〜と手をきる」といった意味です。
hand in hand
「hand in hand」は「hand in hand with」という形にして使うことで「〜と手を取り合って」、「〜と協力して」という意味になります。その他にも「〜と連携して」といった意味で使ったりもします。
one’s hands are tied
「one’s hands are tied」は「●の手が縛られていて、身動きが取れない」といったイメージです。実際に手が縛られているわけではないのですが、「どうにもならないもの」によって、「何もできない、手を施す術がない」といった意味です。
in good hands
「in good hands」は「心配しないで大丈夫だよ」といったニュアンスで、「安心して」「心配ないよ」という意味で使います。両手の仲に包み込んで、大事な物を仕舞い込んでいるイメージです。このイディオムも、必ず「hands」という形でつかいます。
first-hand (firsthand)
「first-hand」は「直接に、直に」といった意味で使います。他の人を介さずに、自ら何かを経験をしたり、話を聞いたりするといったイメージです。日本語でもよく使う「ダイレクト」と同じようなニュアンスです。
second-hand(secondhand)
「second-hand」は他の人を介して得る「こと/もの」を意味します。日本でよく使われている「リサイクルショップ」という中古品を販売しているお店は、英語で「second-hand store」と言われます。「既に誰かが使用した物」を購入する場所、「他の人を経由したもの」を売っている場所といったイメージです。
tip one’s hand
ここでの「tip」は「お金のチップ」ではありません。「情報」という意味で使われています。「tip one’s hand」は「●の秘密/情報を明かす」、「●の大事な秘密を漏らす」という意味です。
まとめ
ここまで10の「hand」を使ったイディオムを紹介してきました。
これらの「hand」を使ったイディオムは、本当に色々な場面でよく使われているイディオムです。それぞれのイディオムは「今日のフレーズ」で詳しく意味と使い方を紹介しています。
ここで紹介しているだけでは分かりにくかった場合は、リンクをクリックしてそれぞれのページを詳しく見てみてください。
コメント