英語のイディオム「a sight for sore eyes」って聞いたことあります?
それぞれの意味を見てみると「a sight」は「目に入るもの、景色」、「for」は「〜のための」、「sore」は「痛い、ひりひりする」、「eye」は「目」です。
これを全て繋げて直訳してみると「痛い目のための景色」となってしまいます。
直訳から「見ると目が痛くなる様な景色」ってこと?って思ってしまいますよね。でもこれが全く逆の意味なんです。
「a sight for sore eyes」の意味と使い方を詳しくみていきましょう。
a sight for sore eyesの意味
「a sight for sore eyes」は「目の保養、見るも嬉しいもの、歓迎すべき来客、珍客」といった意味です。
これは「目が痛いけど、●を見ると嬉しい」といった感じで「●を見ると嬉しい」といったニュアンスで使われているんです。
a sight for sore eyesの語源
「a sight for sore eyes」というイディオムですが、1738に Jonathan Swiftによって使われた”The Sight of you is good for sore Eyes.”からきたと言われています。
“The Sight of you is good for sore Eyes.”だと「あなたという人は痛い目にとって良いものだ」→「あなたに会えて嬉しい」といった感じになりますね。
これが1826年にWilliam Hazlittによって”What a sight for sore eyes that would be!”が「なんて嬉しいことなんだ!」といった意味で使われました。
これらのことから「a sight for sore eyes」は「見るも嬉しいもの」や「目の保養」といった意味で使われるようになったと言われています。
a sight for sore eyesの使い方
ここではフレーズを使って「a sight for sore eyes」の使い方を詳しくみていきましょう。
I’m so tired from a long day. My bed is a sight for sore eyes! (大変な一日だったからとても疲れたよ。ベッドが嬉しすぎる。)
ながーい、とてつもなく忙しい一日を終えて、とても疲れた状況。そんなときにベッドに寝れるってすごく嬉しいですよね。このフレーズはそんなときの一言です。
That girl is a sight for sore eyes! (あの子は目の保養だよ。)
これはよく使っているのではないでしょうか?”彼は目の保養”とか”彼女は目の保養”とか職場や学校で。
This meal is a sight for sore eyes! (ご飯にありつけてうれしい!)
お腹が空きすぎて、ご飯にありつけたことが嬉しいときの一言です。”やった!ごはんだ!”といったニュアンスです。
「a sight for sore eyes」は「誰かに会って嬉しい」や「何かがあって嬉しい」といった様に、「人」にも「もの」にも使えます。
今日のフレーズ
英語のイディオム「a sight for sore eyes」を使った今日のフレーズは「You are sight for sore eyes!」、「あなたに会えて嬉しい!」です。
長い間会っていなかった人や、会いたかった人に会えたときの一言に使えます。
まとめ
ここまで「a sight for sore eyes」の意味と使い方を紹介してきました。
「a sight for sore eyes」は「見るのも嬉しい」「会えて嬉しい」といったポジティブな意味で使われます。ここが大きなポイントになるので、しっかり頭に入れておきましょう。
色々な場面で使われるイディオムなので、しっかり練習して身に付けておきましょう。
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