「talk around」という英語のイディオム、日常会話でもよく使われている表現なので、耳にした事がある方も多いと思います。いったいどのような意味で使われているのでしょう。「talk around」を直訳すると「周りに話す」となってしまいますよね。しかし、「talk around」は直訳とは少し違った意味で使われています。
そこで今回は「talk around」の意味と使い方を詳しくみていきましょう。
talk aroundの意味
英語のイディオム「talk around」には2つの意味があります。1つは「遠回しに言う」「回りくどい話し方をする」、もう1つは「~するように説得する」です。
「遠回しに言う」「回りくどい話し方をする」
相手に何かを直接言う事が出来なくて、遠回しにその物事を伝えようとする状況を「talk around」で表します。その物事をストレートに言うのを直線だとすると、「talk around」はグルグル回っている線だったり、波の様にうねっている線です。
言い難いことを相手に伝えるときなどですね。
「~するように説得する」
「talk」を使ったイディオムで「説得する」という表現は他にもあります。「talk around」で「~するように説得する」と使う場合は「相手はまだ説得されていない状況」です。「時間をかけてでも相手を説得する」といったニュアンで使います。
talk aroundの使い方
ここでは英語のイディオム「talk around」の使い方を詳しくみていきましょう。
「遠回しに言う」「回りくどい話し方をする」の場合
「遠回しに言う」「回りくどい話し方をする」の意味で「talk around」を使う場合、「talk around 物事」という形で使われます。
Did Paul say anything? (ポール何か言ってた?)
Not really. He just talked around the issue. (特に。回りくどく問題点を話してたよ。)
Hey. Stop talking around. I want the answer. (回りくどい話しはいいから。答えを言えよ。)
…(…)
「~するように説得する」の場合
「~するように説得する」といった意味で「talk around」を使う場合、「talk 人 around」の形で使われます。
Did you talk to Sarah? (サラに話した?)
Yeah. But she was not happy about it. (うん。でも納得はしてなかったよ。)
I will talk her around.(説得するよ。)
How did it go? (どうだった?)
I had hard time talking them around. But they said yes! (説得するのは大変だった。けど、イエスって言ったよ!)
今日のフレーズ
英語のイディオム「talk around」を使った今日のフレーズは「We will talk him around.」「僕らが彼を説得するさ。」です。現時点で彼は納得していないけど、「彼を説得する」といったフレーズです。誰かを説得しなくてはいけない時などに使えますね。
まとめ
ここまで英語のイディオム「talk around」の意味と使い方を詳しくみてきました。場面を想像しながら、どちらの意味でも使えるように練習しておきましょう。「talk around物事」あるいは「talk 人 around」のどちらで使うのかがポイントですよ。
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