「button one’s lip」という英語のイディオムを聞いたことありますか?映画やドラマで聞いたことがある方もいると思います。このイディオムは直訳すると「button:ボタンをかける」「one’s lip:●の唇」で「●の唇にボタンをかける」となります。
「唇にボタンをかける」からイメージできる意味は「口を開かない」ですが、この英語のイディオム「button one’s lip」はどのような意味でどのように使われているのでしょう。
button one’s lipの意味
英語のイディオム「button one’s lip」は「静かにする」「口を閉じる」といった意味です。他にも「喋りすぎないようにする」「何も言わない」といった意味でも使われています。
button one’s lipの使い方
ここでは英語のイディオム「button one’s lip」の使い方をみていきましょう。「one’s」の部分には「静かにする人」がはいります。
button one’s lipの使い方の例①
ブラインドデートに出かけてたBobが家に帰ってきました。
Hey. (よお。)
How was your blind date? (ブラインドデートはどうだった?)
She just kept talking! Her continuous talking made me wish she could button her lip. (彼女ただずっと喋り続けててさ。とめどない話に口を閉じてくれって願ったよ。)
button one’s lipの使い方の例②
上司に用事があったBob、そそくさに上司の部屋から出てきました。
What happened? (どうした?)
As I entered his room, I tried to talk to him about the problem but met with an impatient glare. So I hastily buttoned my lip and left. (彼の部屋に入ったときに、問題について話そうと思ったんだけど、イライラした目で見られたからさ。慌てて口を閉じて、出てきたよ。)
button one’s lipの使い方の例③
子供たちのとんでもないうるささに、我慢ならなくなったときのひと言。
Hey kids, button your lip! (子供たち、静かにしなさい!)
button one’s lipの使い方の例④
上司と一緒に会社の決定を聞いたBob。Bobはその決定に不服ですが…
What have I done to deserve this.(この決定に値する様なこと何かしましたか?)
Just button it, Bob. (口をつぐめ、Bob)
その他
「keep one’s lips buttoned」も同じ意味で使うことができます。
Button your lip! = Keep your lips buttoned! (静かにして!/黙れ!)
英語のイディオム「button one’s lip」は命令形で使われることが多いです。秘密を守るためや、要らぬことを話してしまわないようにするために口を閉じることを指します。
今日のフレーズ
英語のイディオム「button one’s lip」を使った今日のフレーズは「Button your lip!」「静かにして!/黙れ!」です。
うるさい人に対してや、要らぬことを話してしまいそうな相手に対して「口を閉じろ」といった感じで使うことができます。
まとめ
ここでは英語のイディオム「button one’ lip」の意味と使い方を紹介してきました。これと似た表現で「zip one’s lip」がありますね。
このイディオムも使われることがよくあるので、しっかり覚えておきましょう。
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