「get up」という英語のイディオム、聞いたことありますよね。ただ、この「get up」は「起床する・起きる」という意味以外でも使われることが多々あります。そこで、今回は英語のイディオム「get up」の意味と使い方をくわしくみていきたいと思います。
get up の意味
英語のイディオム「get up」には「起きる」「起き上がる」「立ち上がる」「建てる・組み立てる」「登る・上がる」「強くなる」といった意味で使われています。
「起きる」はベッドから体を起こす、「起き上がる」は横になっている状態から起き上がる、「立ち上がる」は椅子などに座っている状態から立ち上がる、「企画する・組み立てる」は何かを誰かとアレンジする、「登る」は丘や坂、上の方まで登る、「強くなる」は急に何かが強くなるといったニュアンスで使われています。
get up の使い方
「起きる」の意味での「get up」の使い方
I should go to bed. (寝なくちゃ。)
Do you need to get up early tomorrow?(明日は早く起きないといけないの?)
Yeah. I have to get up at 5:30. (うん。5:30に起きないといけないんだ。)
「起き上がる」の意味での「get up」の使い方
Are you still in bed? (まだベッドの中にいるの?)
It’s cold. (寒いもん。)
Get up!!(起きなさい!)
このシチュエーションはベッドでゴロゴロしている相手に、「ベッドから出て起き上がりなさい」という意味がこもっていますね。何かをしなくてはならないのに、ゴロゴロしている人にも「Get up!」と使えます。
「立ち上がる」の意味での「get up」の使い方
Can you get up and help me out?(立って手伝ってくれる?)
Sure. What do you need? (いいよ。何がいる?)
これは座っている相手に対して言っています。椅子から立ち上がることを「get up」と表現することができるんです。
「企画する・組み立てる」の意味での「get up」の使い方
Don got a promotion, right? (ドンは昇進したんでしょ?)
Yes, he did. (そうだよ。)
We should get up some sort of celebration for him. (彼のために何かお祝いしなくちゃね。)
「登る・上がる」の意味での「get up」の使い方
Do you think our van can get up the hill? (僕たちのバン、丘を登れると思う?)
I really hope so! (そう願うよ!!)
「強くなる」の意味での「get up」の使い方
The wind got up. (風が急に強くなったね。)
Typhoon or something is coming? (台風か何か来てるの?)
「強くなる」という意味で使う場合は、「風」や「台風」「嵐」について話をする時に使います。
「get-up」となると全く違う意味に
「get-up」や「getup」となる場合は洋服の「装い」「身なり」やマガジンの「表紙」を指します。「What’s with the get-up?」となると「そんな格好してどうしたの?」となります。
今日のフレーズ
英語のイディオム「get up」を使った今日のフレーズは「Get up!」「起き上がって!」です。このフレーズはごろごろしている人に使います。椅子などに座っている人に言う場合は「立ち上がって」といった意味になります。
まとめ
ここまで英語のイディオム「get up」の意味と使い方をくわしくみてきました。日常会話では、上で紹介した色々な意味で使われています。どのような場面で使われているかで、どの意味になるのかを想像しながら練習してみてください。
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