英語のイディオム「turn a blind eye (to)」とはどのような意味で、どのような使い方をするのでしょうか?
「turn a blind eye (to)」を分けて意味を見てみると「turn」は「回転させる、〜の方向を変える」、「blind」は「目の不自由な、目の見えない」、「eye」は「目」、「to」は「〜へ」となります。
これを全て続けてみると「〜へ見えない目の方向を変える」といった様な意味になってしまいます。
直訳してもイマイチよくわかりません。しっかり「turn a blind eye (to)」の意味と使い方を見ていきましょう。
turn a blind eye (to)の意味
「turn a blind eye」は「見て見ぬふりをする、知らぬふりをする、目をつぶる」といった意味で使われます。
「turn a blind eye to」は「〜に対して見て見ぬふりをする、〜に目をつぶる、〜を無視する」といった意味で使われます。
「turn a blind eye to」は意図的に何かしらを見ないようにする、気づかないようにするといった状況を表すイディオムです。
turn a blind eyeの語源
これは元々「turn the deaf ear and the blind eye (Theidioms.com)(聞えない、見えないふりをする)」という形で使われていたそうです。これが短くなり、現在使われている「turn a blind eye」という形で使われるようになりました。
turn a blind eye (to)の使い方
英語のイディオム「turn a blind eye (to)」の使い方をフレーズと共にみていきましょう。
She knew her husband was cheating on her, but she chose to turn a blind eye. (彼女は夫が浮気を、見て見ぬふりをすることにした。)
これは「知ってているけど、知らないふりをすることを選んだ」という状況をあらわします。奥さんが「夫の浮気について分かっているけど、気づいていないふりをすることにした」わけです。
She always turns a blind eye to the problem. (彼女はいつもこの問題について知らないふりをする。)
これは「問題に対して見てみぬふり」をしているわけで、「この問題を自分から解決する気がない、解決したくない、面倒に巻き込まれたくない」という気持ちが含まれています。
He did not turn a blind eye to bullying in the class. (彼はクラスでのいじめに対して知らないふりをしなかった。)
「not turn a blind eye」とすることで、「気づかぬふりをしない」となります。このフレーズからは「いじめに対して何かしらの行動を起こした」という状況がイメージできます。
「turn a blind eye to」で使われることが多く、「to」の後に「見て見ぬふり、気づかぬふり、無視」をしている「物事」が入ります。
どのような状況であっても、「turn」のあとは「a blind eye」という形になります。
今日のフレーズ
英語のイディオム「turn a blind eye」を使った今日のフレーズは「I decide to turn a blind eye. 」「見て見ぬふりをすることにした」です。
これは「decide to (〜をすることを決めた」と「turn a blind eye」を使っています。私の周りで起こっていることに関して、「見て見ぬふりをすることにした」という状況です。
まとめ
ここまで「turn a blind eye (to)」についてご紹介してきました。
フレーズを使って英語のイディオムを確認していくことが、そのイディオムを覚えるための近道です。
「turn a blind eye」は日常でも良く見聞きするものなので、フレーズをしっかり確認し、覚えてみてください。
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