「get one’s act together」は口語表現として良く使われている英語のイディオムです。直訳すると「get:得る」「one’s:●の」「act:行動」「together:一緒に」で「●の行動を一緒に得る」となります。これは一体どういうことなのでしょう。
そこで今回は英語のイディオム「get one’s act together」の意味と使い方を詳しくみていきたいと思います。
get one’s act togetherの意味
英語のイディオム「get one’s act together」は「しっかりする」「ちゃんとする」「まじめにやる」といった意味です。「one’s」の部分には「しっかりしなくてはいけない人」「ちゃんとしなくてはいけない人」「まじめにしなくてはいけない人」が入ります。
いい加減な行動をとっている人、すべき事をきちんとできていない人、気持ちが不安定になっている人などに対して使います。
get one’s act togetherの使い方
ここでは英語のイディオム「get one’s act together」の使い方を詳しくみていきましょう。
get one’s act togetherの使い方の例①
You are drinking again?(また飲んでるの?)
Yeah… (うん。)
You need to get your act together for your family. (家族のためにしっかりしないといけないよ。)
この場合は、お酒を飲み過ぎてしまう人や、何かあるとお酒に走ってしまう人に対して「しっかりしなくちゃ」という表現ですね。
get one’s act togetherの使い方の例②
Are you ready for tomorrow? ………. What are you doing? (明日の準備はできた?…………..何やってるの?)
I was getting ready for tomorrow, but … (明日の準備をしようと思ってたんだけど…)
You haven’t done anything yet! Get your act together and get ready! (何も終わってないじゃん!まじめにやって、準備してよ!)
明日のイベントの準備ができてるかどうか確認しに行くと、目に入ったのは何も準備ができていない状況。明らかに準備を進めていなかった様子だったときの会話です。
get one’s act togetherの使い方の例③
How are you feeling? (気分はどう?)
I’m so nervous. There are so many people. (すごく緊張してる。沢山の人がいるんだもん。)
Calm down. You can do it! (落ち着いて。君ならできるよ。)
I need to get my act together before I get on stage. (ステージに上がる前にしっかりしなくちゃ。)
これはステージで発表を控え、緊張しすぎている本人が「get my act together」と使っていますね。この場合、「落ち着いて気持ちを整える」=「しっかりする」といったニュアンスで使われています。
今日のフレーズ
英語のイディオム「get one’s act together」を使った今日のフレーズは「Need to get my act together.」「しっかりしなくちゃ。」です。これは自分に「しっかりしろ」と言い聞かせるときのフレーズです。「いい加減なことをやってきた自分」に、「おろおろしている自分」「色々な意味でしっかりしていない自分」に対して嫌気がさした時などに使います。
まとめ
ここまで、英語のイディオム「get one’s act together」の意味と使い方をくわしく見てきました。相手にしっかりして欲しい、相手にきちんと真面目にやって欲しい、相手に立ち直って欲しい、そんな時に「Get your act together.」をよく使います。
日常会話でよく出てくる表現です。ずーっと落ち込んでいる友人や、いい加減な友人に「Get your act together!」と使ってみましょう。
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