英語のイディオム「get off」は「(乗物から)降りる」という意味だと、中学の頃に習いましたよね。ところが、英語のイディオム「get off」は「(乗物から)降りる」という意味以外にも使われている表現なのです。そこで今回は、英語のイディオム「get off」の意味と使い方を詳しくみていきましょう。
get offの意味
英語のイディオム「get off」は「(乗物から)降りる」、「(場所・物ごとから)離れる」、「(状況から)逃げる」といった意味で使われることが多いです。「get off」の根本には「ある場所・ある状態から離れる」という意味があると覚えておきましょう。
get offの使い方
ここでは、英語のイディオム「get off」の使い方をそれぞれ詳しく紹介していきます。
「(乗物から)降りる」という意味の「get off」
「乗り物に乗る」という「get on」の反対で「乗り物から降りる」というときに「get off」が使えます。「get on」は、バスや列車、飛行機など、たくさんの人が移動できる大きな乗り物・バイクや自転車など屋根・壁がない乗り物に「乗る」という場面で使うので、「get off」もバスや列車、飛行機など、たくさんの人が移動できる大きな乗り物・バイクや自転車など屋根・壁がない乗り物から「降りる」という場面で使います。
Where is Paul?(ポールは?)
He got off at the XX station.(彼はXX駅で降りたよ。)
Where are you now? (今どこ?)
I’ll soon get off the bus.(もうすぐバスを降りるよ。)
「(場所・物ごとから)離れる」という意味の「get off」
今いる場所を「離れる」といった場面、行っている物事から「離れる」といった意味合いで使われています。例えば、その場所を「出る・出発する」、仕事や勉強・電話などを「終わる・終わらせる」といったニュアンスです。
What time do you get off work today?(今日は仕事何時に終わるの?)
I’ll get off around 5 pm.(17時ごろ終わるよ。)
It’s getting dark outside.(外が暗くなってきたな。)
We should get off soon.(そろそろ出発した方がいいな。)
「Get off 〇〇!」(〇〇には場所が入ります。)となった場合は、「〇〇から出ていけ!」となりますので、このように「Get off 〇〇!」と言われた場合は、要注意。
「(状況から)逃げる」という意味の「get off」
何かやらかしてしまった、あるいは誰かを怒らせてしまった場合に「その罰」や「その状況」から「逃げる・逃れる」といった場面で使われます。
Don’t skip the class. You won’t get off this easily next time.(授業をサボるな。次はこんな簡単には済まされないぞ。)
I won’t do it again.(もうしません。)
Come to the bar! (バーにおいでよ。)
I’m with my boss. I don’t think I will get off anytime soon.(今ボスと一緒で。すぐには逃げれないと思う。)
今日のフレーズ
英語のイディオム「get off」を使った今日のフレーズは「Get off my room!」「僕の部屋から出ていけ!」です。部屋に入ってきた人を部屋から追い出したいときなどに使えるフレーズですね。
まとめ
ここまで英語のイディオム「get off」の意味と使い方を詳しくみてきました。「get off」は「降りる」という意味以外でも色々な場面で使われています。「get off」の根本には「ある場所・ある状態から離れる」という意味があることを頭に入れておきましょう。それでは、色々な場面を想像しながらフレーズを作ってたくさん練習してみてくださいね。
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