「get around」という英語の日常会話でよく使われているイディオムです。これは一体どのような意味なのでしょう。直訳すると「get:得る」「around:周りに」で「周りに得る」となります。何となく分かる様な、分からない様な、そんな気分になってしまいますね。
そこで今回は英語のイディオム「get aroud」の意味と使い方を詳しくみていきます。
get around の意味
英語のイディオム「get around」は「広まる」、「移動する、動き回る」、「上手く避ける」です。
これがどれもよく使われている意味なんです。詳しくみてみましょう。
「広がる」は「ニュースや話などが沢山の人たちに広がる・広まる」というニュアンスです。
「移動する、動き回る」は「ある場所から他の場所へ移動する」「色々な場所を訪れる・旅行する」といったニュアンスです。
「上手く避ける」は「法やルールを上手くかいくぐる」、「問題や障害を上手く避ける」といったニュアンスです。
基本的に「目的(地)に辿り着くまで、うねうねとしながら行く」といった意味合いが含まれています。
get around の使い方
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それぞれの意味の「get around」の使い方を詳しくみてみましょう。
「広まる」という意味の「get around」の使い方
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Word is getting around that you are leaving. Is that true? (君が辞めるって広まってるけど。本当なの?)
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Already? (もう?)
「移動する、動き回る」という意味の「get around」の使い方
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How was your stay in Fukuoka? (福岡はどうだった?)
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It was quite easy to get around Fukuoka. (福岡は移動が本当に簡単だったよ。)
この場合は「電車やバスなどを使っての移動」も含まれています。「get around」は歩いてだけではなく、様々な手段を使っての移動を指します。
「上手く避ける」という意味の「get around」の使い方
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We might have these problems for the new project. (新プロジェクトにおいてこれらの問題がでてくるかもしれない。)
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I think we can get around most of the problems. (ほとんどの問題は避けれると思うよ。)
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Too many rules!! (ルールあり過ぎ!!)
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There should be ways of getting around these rules. (ルールを上手くくぐれる方法が何かあるはずだ。)
「顔が広い・付き合いが広い」という「get around」
日本語の辞書で「get around」を調べてみると、「顔が広い」「社交的」「付き合いが広い」といった意味が表記されています。しかし、これ、要注意です。
「get around」を使って「付き合いが広い」と言った場合、アメリカでは「多くの人と性的関係がある人」を想像させます。
「He gets around.」は「彼は顔が広い。/彼は社交的だ。」という意味ですが、アメリカでは「彼はたくさんの人と肉体関係を持っている。」といった意味で使われています。
この使い方には注意しましょう。
今日のフレーズ
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英語のイディオム「get around」を使った今日のフレーズは「Let’s get around.」「あちこち旅行しよう。」です。このフレーズは「いろいろ歩いてみよう。」「あちこち行ってみよう。」といった意味でも使えます。「around」の後に「場所」をつけると「●●をあちこち行ってみよう。」といった意味で使えます。
まとめ
ここまで英語のイディオム「get around」の意味と使い方を詳しくみてきました。このイディオムはシチュエーション似よって意味が異なります。「get around」使う場面を想像しながら、フレーズを作って練習すると覚えやすいですよ。
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