ここでは、英語のイディオム「first-hand」の意味と使い方を詳しくご紹介していきます。
たしか留学して間もなく、同時期に大学に入った他の留学生が「first-hand」と使うを聞いたのが、私と「first-hand」の初めての出会いです。高校時代はあまり英語を真剣に勉強していなかったため、既に出会っていたとしても気づけませんでした。。。
とにかく、初めて聞いた時、「一方の手を使うのか?」、「一方の手をだすのか?」と頭の中が「???」なったため、それ以降彼女が喋ったことは一切頭に入ってきませんでした。
もちろん、スグに我にかえり、彼女にどう言う意味なのかを聞きましたよ。
そのときのフレーズが今日のフレーズになっています。
今日のフレーズ
英語のイディオム「first-hand」を使った今日のフレーズは「I learn best from first-hand experience.」、「直に経験することで学ぶほうです。」です。
これです、私が「???」となったのは…。
「first-hand」は日常会話でもよく使われています。文章に書いた場合には「first hand」、「first-hand」、「firsthand」と色々な書き方がされていますが、主に使われているのが「first-hand」なので、ここでは「first-hand」で統一します。ちなみに、アメリカでは「firsthand」と書かれることが多いです。
first-handの意味
「first-hand」は「最初の手」とイメージしてしまいがちですが、「直接に、直に」という意味で使います。これはどういうことかというと、人が他の人や物を経由せずに「直接に、直に」自ら経験をしたり、話を聞いたりするといった感じです。
「first-hand」は、初めての経験といった意味ではありません。ここ要注意です。「first」から「初めて」としたいところですが。
では、次に「first-hand」の使い方を詳しくみてみましょう。
first-handの使い方
「first-hand」はよく、「experience」、「account」、「information」などと一緒に使われることがおおいです。
「first-hand experience」となると「実際の体験、直の経験」などの意味、「first-hand account」となると「目撃談、実際に体験した/経験したものの報告」、「first-hand information」は「実際に見聞きした情報、直で仕入れた情報」といった意味になります。
ここでも、「誰も・何も」経由せずに「直接、直に、実際に」というのがポイントになります。
今日のフレーズの「I learn best from first-hand experience.」では「first-hand experience」となっているので、直訳すると「私は直の体験から一番覚える。」となり、会話形式に訳すと「直に経験することで学ぶほうです。」となるわけです。
日本語でも、「実際に経験した方がいい」などと言ったりしますが、その場合は「better to have first-hand experience」と英語で言えてしまうのです。
他の例文を使って詳しくみてみよう
My grandfather has first-hand experience of war. (私の祖父は戦争を実際に経験している。)
「first-hand experience of ~」で、「〜を実際に経験、〜を直に体験」となります。〜の部分には「経験したこと」が入ります。
We take first-hand experience from the workplace.(私たちは職場で実地の経験を積む。)
「first-hand experience from ~」で「〜から実際に経験、〜から直に体験」となります。〜の部分には「経験を得ることができる場所/もの/こと」がはいります。
ここで使っている「take」には「学習して習得する」といったようなニュアンスで、「take first-hand experience from ~」で「〜から実地の経験を積む」といった意味になります。
I got a first-hand account from A. (Aから直接聞いた。)
「get a first-hand account from ~」で、「〜から直接聞いた」という意味になります。
「get a first-hand account of ~」で、「〜の目撃談を聞いた」という意味になります。
まとめ
今日はこの英語のイディオム「first-hand」の意味と使い方を例文をもとに説明しました。いかがだったでしょうか?
「first-hand」が外国人と話してる時、映画やドラマを見ている時に使われた際はこれを思い出してください!というか、思い出すことなく、すんなりと頭に入ってくるようになってると嬉しいです。
すんなりと頭に入ってくるようにするには、「first-hand」を使いこなせるようにならなくてはなりません。ここで使っている例文をいっぱい口に出して練習し、自分のものにしてください。
次回は「second-hand」をご紹介しますので、Stay tuned!!
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