ここでは英語のフレーズを使って、英語のイディオム「cry on one’s shoulder」の意味と使い方を詳しく説明しています。
「cry on one’s shoulder」はドラマや映画でもよく使われていますし、日常の会話でもよく出てくるものなので、しっかり覚えておきたいところです。
今日のフレーズ
英語のイディオム「cry on one’s shoulder」を使った今日のフレーズは「He’s been crying on my shoulder.」、「彼はずっと愚痴っているよ。」です。
このフレーズも後で詳しく説明します。まずは「cry on one’s shoulder」の意味から見ていきましょう。
cry on one’s shoulderの意味
「cry on one’s shoulder」は、「●の肩に顔を埋めて泣く」という動作を表します。このイディオムの意味は、この動作とすごく関連しているので、詳しくみてみましょう。
「cry on one’s shoulder」のイディオムの意味は「泣き言を言う」、「心配事や悩みを打ち明ける」、「愚痴をこぼす」です。
実際には人の肩に顔を埋めなくても、私たちは泣けますよね?でもそこに気を許せる相手や自分のことを大事に思ってくれている相手がいる時に、肩を借りてなくわけです。
このイディオムも、ただ単に「泣き言を言う」、「心配事や悩みを打ち明ける」、「愚痴をこぼす」のではなく、気を許せる相手だから、親身に話を聞いて欲しいから(同情も求めて)、その人に「泣き言を言う」、「心配事や悩みを打ち明ける」、「愚痴をこぼす」わけです。
ここがこのイディオムを覚える上でのポイントです。
では、次に「cry on one’s shoulder」の使い方を詳しくみてみましょう。
cry on one’s shoulderの使い方
「cry on one’s shoulder」の「one’s」の部分には「肩の持ち主」が入ります。このイディオムでは、「話を聞いてくれる人」のことです。
今日のフレーズを使って詳しくみてみましょう。
He’s been crying on my shoulder. (ずっと愚痴っているよ。)
これは、He has been crying on my shoulder. の「has」の部分を短縮した形なので、He’sの後はbeen cryingの形になります。「has been ~ ing」で「ずっと〜している」という意味です。
なので、「彼はずっと愚痴っているよ。」という訳になります。
このフレーズでは「彼が愚痴る人」で「私が愚痴を聞く人」となるので、主語が「he」で、肩の持ち主が「my」になります。
Can I cry on your shoulder?(悩みを聞いてもらえる?)
「Can I ~」は「〜してもいいですか?」で、直訳すると「あなたに悩みを打ち明けても良いですか?」となり、会話形式に訳すと「悩みを聞いてもらえる?」となるわけです。
せっかくなので、この「cry on one’s shoulder」とすごく似ている「shoulder to cry on」も見てみましょう。
shoulder to cry onとは?
「shoulder to cry on」は直訳すると「泣くための肩」となります。このイディオムは、泣かせてくれる肩を持つ人といったニュアンスで、「悩みを打ち明ける相手、愚痴をこぼす相手、困ったとき頼りになる人」という意味になります。
shoulder to cry onの使い方
I need a shoulder to cry on. (悩みを聞いてくれる人が必要。)
He is always a shoulder to cry on for his friends.(彼はいつも友達が困ったときに頼りになる人だ。)
まとめ
ここまで「cry on one’s shoulder」の意味と使い方を紹介してきましたが、いかがでしたか?単なる動作ではなく、イディオムとしての使い方をマスターしましょう。
ここで紹介したフレーズを何度も口に出して練習してください。
最後に少しだけ紹介した「shoulder to cry on」もよく使われているイディオムです。「cry on one’s shoulder」と一緒に覚えてしまいましょう!
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