「come around」は映画やドラマはもちろん、日常会話でもよく使われている英語のイディオムです。直訳すると「ぐるりと回ってくる」といった意味になります。遠回りしてくるイメージですね。これが口語表現になると、一体どのような意味で使われているのでしょう。それでは英語のイディオム「come around」の意味と使い方を詳しくみていきます。
come aroundの意味
英語のイディオム「come around」には「訪ねてくる・訪れる」、「意見を変える・機嫌を直す」、「(定期的なイベント事などが)やってくる」、「意識が回復する」といった意味があります。
come aroundの使い方
ここでは英語のイディオム「come around」の使い方を詳しくみていきましょう。イギリス英語の場合は「come round」と表記される事もありますが「come around」とおなじです。
「訪ねてくる・訪れる」という意味の「come around」
英語のイディオム「come around」を「訪ねてくる・訪れる」といった意味で使う場合、「visit:訪れる」と同じように使います。
I heard that you and Paul had a big fight. Are you guys ok?(君とポールがすごい喧嘩したって聞いたよ。大丈夫なのかい?)
We are good. Paul came around last night to apologize. (大丈夫。ポールが昨夜謝りに来たよ。)
Hey. How’s the party going?(もしもし。パーティーはどんな感じ?)
It’s going great. (いい感じだよ。)
I will finish my work soon, so I will come around later.(もうすぐ仕事終わるから、あとで寄るよ。)
「意見を変える・機嫌を直す」という意味の「come around」
She was so angry with me. (彼女、僕にすごく怒ってた。)
Don’t worry. She will come around. (心配するな。機嫌直すさ。)
How was the meeting? (ミーティングはどうだった?)
Ben didn’t agree with our idea. (ベンが僕らのアイデアに同意しなかったんだよ。)
He will come around. He just need some time to think. (考え直すさ。少し考える時間が必要なんだよ。)
「(定期的なイベント事などが)やってくる」という意味の「come around」
Let’s plant a blueberry tree. (ブルーベリーの木を植えよう。)
Do you think it gets big by the time summer comes around?(夏がくるころまでに大きくなってると思う?)
Maybe. (多分。)
Summer is gone. (夏が終わった。。)
We need to wait till it comes around. (また夏がくるまで待たなくちゃ。。。)
「意識が回復する」という意味の「come around」
意識を失っていた人の意識が回復する時に「come around」と使えます。
Mom! Ben is coming around! (母さん!ベンが目をあけそうだ!)
Ben! Can you hear me? (ベン!聞える?)
When I came around, she was sitting by my bed. (僕が目を開けたとき、彼女がベッドの側で座ってたんだ。)
Don’t screw up again! (もう間違いを起こすなよ。)
「意識をなくした時には彼女はいなかったのに、意識が回復した時に彼女がいてくれた」といった会話ですね。
今日のフレーズ
英語のイディオム「come around」を使った今日のフレーズは「He’ll come around eventually. 」「いずれ彼は分かってくれるよ。」です。このフレーズは「いずれ考え方を変えてくれるよ。」「いずれ機嫌がなおるさ。」といった意味でも使えます。場面によって少しニュアンスが異なってきますね。
まとめ
ここまで英語のイディオム「come around」の意味と使い方を詳しくみてきました。場面によって意味合いが異なってくるので注意が必要です。場面を想像しながらフレーズを練習して覚えていきましょう。
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