「get to」という英語のイディオム、アメリカでは日常会話でよく使われているイディオムです。「get to」と聞くと「〜に着く」といった意味で覚えている方も多いと思います。しかし、英語のイディオム「get to」には「〜に着く」以外の意味もあるのです。
そこで今回は、英語のイディオム「get to」の意味と使い方を詳しくみていきます。
get to の意味
日常会話でよく使われる英語のイディオム「get to」の意味は、大きく分けると4つあります。
①「〜に着く・〜に達する」という意味の「get to」
これは「人がどこかの場所に着く」「体がある地点に達する・届く」といったニュアンスです。「行く」というニャンスで使う場合も多いです。
使い方
I can’t get to the book on the top shelf. (一番上の棚にある本に届かない。)
Which one is that? (どれだい?)
Excuse me. (すみません。)
Yes? (はい?)
How can I get to the Hakata Station? (博多駅にはどう行けばいいです?)
Could you tell me how to get to the Hakata station?(は嘉多駅への道順を教えてもらえませんか?)」
Sure. (いいですよ。)
②「できる・機会がある」という意味の「get to」
これは「何かしらの物事をするチャンスがある」「何かしらの物事が(許可や機会を得て)できるようになる」といったニュアンスです。
使い方
It’s time to go to bed! (寝る時間だよ。)
Mom told me I get to watch TV until ten. (母さんが10時までテレビ見て良いって言ったよ。)
How’s your kids? (子供たちはどう?)
They are doing good. They live on their own so I don’t get to see them much though. (元気でやってるよ。独り立ちしたからあまり会えないけど。)
③「取りかかる・始める」という意味の「get to」
これは「何かの課題や任務に着手する」、「何かの目的に向かって物事に取りかかる」といったニュアンスです。
使い方
Can you read my report? (僕のレポート読んでくれる?)
Sure. Let me finish this first, and then I’ll get to it. (いいよ。先にこれ終わらせてからそれに取りかかるよ。)
Did you finish your homework? (宿題終わったの?)
Not yet. I couldn’t get to my homework till 5…(まだ。5時まで宿題に取りかかれなかったんだ。)
④「イライラする・困らせる」という意味の「get to」
これは「誰かがイライラさせる」「何かが困らせる」といったニュアンスです。
使い方
My allergies start getting to me. (アレルギーが気になりだした。)
Already? (もう?)
Don’t let them get to you. (彼らのことは気にするな。)
Thanks. (ありがとう。)
This traffic is getting to me. (この渋滞イライラする。)
…..
今日のフレーズ
英語のイディオム「get to」を使った今日のフレーズは「Let’s get to it!」「始めよう!」です。このフレーズは「さあ、始めよう」「さあ、取りかかろう」と何かしらの物事に着手する際に使います。
まとめ
ここまで英語のイディオム「get to」の意味と使い方を詳しくみてきました。これらは日常会話でよく出てくる意味と使い方です。覚えるには、場面を想像しながら、フレーズを練習するのがベストです。
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