「have a big mouth」という英語のイディオムを聞くと「大きな口の人」のような訳を想像する人が多いと思います。しかしこのイディオム、全く異なる意味で使われており「You have a big mouth!」と言おうものなら、かなり失礼に当たってしまいます。
また日本語としても浸透している「ビッグマウス(big-mouth)」、これは「大きいことを言う」、「大口を叩く」という意味で使われています。しかし、これもまた日常で使われている英語の「big mouth」とは違うんです。
そこで、ここではこの英語のイディオム「have a big mouth」の意味と使い方を詳しくご紹介していきます。
have a big mouthの意味
英語のイディオム「have a big mouth」は「おしゃべり」「口が軽い」や「おしゃべりな人」という意味です。「秘密をばらしてしまう、ペラペラ喋りまくる」や「秘密を守れない人、ペラペラと何でもでも喋ってしまう人」といったニュアンスの表現です。
この「have a big mouth」の「have」が「is/are」に変わっても同じ意味になります。
日本語の「ビッグマウス」の意味では使うことはないです。
have a big mouthの使い方
それでは英語のイディオム「have a big mouth」の使い方を詳しくみていきましょう。
have a big mouthの使い方の例①
BobとJohnはBenの誕生日のサプライズパーティーを企画中。
Let’s book a XX restaurant for Ben’s birthday. (Benの誕生日はXXレストランを予約しよう。)
OK. 7pm is okay? (7時で良い?)
Yep. Let’s tell everybody about surprise party. (うん。みんなにサプライズパーティーのこと知らせよう。)
We shouldn’t tell Paul yet. He has a big mouth. (Paulにはまだ言わないでおこう。彼は口が軽いからね。)
have a big mouthの使い方の例②
妹のことについて話してます。(これは他の人にもあてはめることができますね。)
My sister has a big mouth! She tells dad and mom everything. (うちの妹お喋りなんだよ!全部両親に言うんだから。)
hahaha. My sister is same. (ははは。うちの妹も同じだよ。)
big mouthの使い方の例①
ペラペラなんでも喋り続ける人に向かって、イライラしています。で、言ってしまった。
Okay! Big mouth! Shut up! (もういい!お喋り野郎!黙れ!)
この「big mouth」は「おしゃべりな人」のことです。「お喋り野郎」ではなく「そこのおしゃべり!」でもいいですね。
big mouthの使い方の例②
Bobがかなり怒っている様子。
I can’t believe it! (信じられない!)
What happened? (どうした?)
Paul went and opened his big mouth and told them the whole story. (ポールがべらべら喋って彼らに全部言ってしまったんだよ。)
「open one’s big mouth」という形も「おしゃべりな口を開く」といったニュアンスで「余計なことまでペラペラしゃべる」といった意味で使います。
今日のフレーズ
今日のフレーズは「have a big mouth」を使って「He has such a big mouth!」「彼は本当に口が軽い!」です。
「have a big mouth」は「such」や「really」をつけることで「本当に口が軽い」「本当に保喋り」といった意味になります。
まとめ
ここまで英語のイディオム「have a big mouth」について詳しく紹介してきました。英語の「big mouth」は日本語の「ビッグマウス」の意味とは違うことを覚えておきましょう。
これは「ペラペラなんでも喋る」「ペラペラなんでも喋る人」を指したイディオムです。
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