「speak ill of」という英語のイディオム、いったいどのように使われているのでしょう。「ill」は「病気」や「具合が悪い」という意味で習いましたよね。この「ill」の意味を使って「speak ill of」を直訳すると「~の病気を話す」となってしまいます。
ところが、日常会話で使われている「speak ill of」は直訳とは全く違う意味です。そこで今回は、英語のイディオム「speak ill of」の意味と使い方を詳しくみていきましょう。
speak ill ofの意味
英語のイディオム「speak ill of」は「~のことを悪く言う」「~の悪口を言う」という意味です。「~について悪意のあることを言う」「~について中傷的なことを言う」といったニュアンスです。
「ill」には「病気」や「気分が悪い」という意味以外にも「悪い」や「害を及ぼす」といった意味合いでも使われることがあるのです。
speak ill ofの使い方
ここでは英語のイディオム「speak ill of」の使い方を詳しくみていきましょう。「of」の後ろには「人」が入ります。
She never speaks ill of anyone. (彼女は人のことを決して悪く言わないよな。)
Yeah. Even gossip! (うん。ゴシップでさえもね。)
I don’t like to speak ill of my friends. (友達のことを悪く言うのは好きじゃない。)
Yeah. I know. (うん。分かってる。)
今日のフレーズ
英語のイディオム「speak ill of」を使った今日のフレーズは「We shouldn’t speak ill of the dead.」「故人を悪く言うべきじゃない。」です。このフレーズは「死んだ人の悪口を言うべきじゃない。」でも同じですね。英語には「Never speak ill of the dead.(死んだ人のことを決して悪く言うな。)」という表現もあります。亡くなった方のことを悪く言うことは良くないという考えなのです。
まとめ
ここまで英語のイディオム「speak ill of」の意味と使い方を詳しくみてきました。「speak ill of」は「speak well of」や「speak highly of」の反対の意味です。いろいろなフレーズを作って練習してみてください。
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