英語のイディオム「cry over spilt milk」は「過ぎたことを嘆く」「済んだことを悔やむ」という意味で使われているイディオムです。日本語のことわざ「覆水盆に返らず」を英語にするときにも「cry over spilt milk」が使われます。そこで今回は、英語のイディオム「cry over spilt milk」の意味と使い方を詳しくみていきましょう。
cry over spilt milkの意味
英語のイディオム「cry over spilt milk」は「過ぎたことを嘆く」「済んだことを悔やむ」といった意味で日常的にもよくつかわれている表現です。
「cry over spilt milk」を直訳すると「こぼれたミルクのことで泣く」です。そのこぼれてしまったミルクに対して悔やんだり泣いたりしても元にも戻ることはありません。そのため、「cry over spilt milk」は「すでに起きてしまったことを嘆いたり悔やんだりする」という意味合いで使われているのです。
また、「過ぎたことを嘆くことは役にも立たない」ということを強調するために使われることがありますが、この場合は「don’t」や「no」と一緒に使われます。
cry over spilt milkの使い方
ここでは英語のイディオム「cry over spilt milk」の使い方を詳しくみていきましょう。
It’s no use crying over spilt milk.(覆水盆に返らずってね。)
Yeah. (だな。)
What’s done is done. Don’t cry over spilt milk.(終わったことは終わったこと。過ぎたことを嘆いても仕方ない。)
Yeah. (うん。)
「It’s no use crying over spilt milk. 」と「Don’t cry over spilt milk.」は「覆水盆に返らず」ということわざの英語版で使えます。どちらも「過ぎたことを嘆いても仕方がない。」といった意味になり、何かを嘆いている人に対してのちょっとした励ましの言葉でもあります。
また「cry over spilt milk」は「否定形」で使われることが多く、その場合は「過ぎたことを嘆いても仕方がない」といったニュアンスで使われていることがほとんどです。
What happened to her?(彼女に何があったんだ?)
She was crying over spilt milk.(過ぎたことを悔やんでいたんだよ。)
今日のフレーズ
英語のイディオム「cry over spilt milk」を使った今日のフレーズは「Don’t cry over spilt milk.」「済んだことを嘆いても仕方がない。」です。「起こってしまったこと・過ぎてしまったことを気にして仕方がない。過去を変えることはできないんだから。」と相手を励ましたりなだめたりするときに使えるフレーズです。
まとめ
ここまで英語のイディオム「cry over spilt milk」の意味と使い方を詳しくみてきました。過去のことを嘆いていたり悔やんだりしている相手を、なだめたり励ましたりする際にも使われている表現です。色々な場面を想像しながらフレーズを作って、練習してみてくださいね。
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