先日紹介した「nobody knows」と似たような場面で使われる、英語のイディオム「god only knows」、 「誰にも分からない」 という意味で使われています。歌のタイトルなどでも使われていたりする表現の一つなので、耳にしたことがある方もいると思います。
今回は、英語のイディオム「god only knows」の意味と使い方、「nobody knows」との違いについても紹介していきます。
god only knowsの意味
英語のイディオム「god only knows」は直訳すると「神様だけが知っている」となり、「神のみぞ知る」「誰にも分からない」という意味です。「神様以外は誰にも分からない」といったニュアンスなのです。
また、「神だけは知っている」と強調の意味を込めて「~したのは事実」という意味でも使うこともできます。この場合は「God only knows + 文章」という形になります。
「nobody knows」との違いは?
「nobody knows」は「誰も知らない」という意味ですが、「さあ、どうかな」と話しを濁した感じで使える表現です。
「god only knows」は「nobody knows」よりも少し強めでネガティブな「知らないよ!」となります。話しているトピックについて「知らないよ、神様にでも聞いてみたら」といった感じで、投げやりな言い方なのです。
日本語で言う所の「そんなこと知らないよ」「知ったこっちゃないね」「俺には関係ないね」「そんなこと俺に聞くなよ」といったニュアンスですね。
god only knowsの使い方
ここでは英語のイディオム「god only knows」の使い方を詳しくみていきましょう。
How long does it gonna take to fix it? (修理するのにどれくらいかかるかな?)
God only knows! (分かるかよ!)
AとBは車で出かけていました。そこでパンク。二人とも初心者。頑張ってみてはいるけど、イライラしてきている状況を思い浮かべてみてください。Bはイライラから「God only knows!」と言ってしまったんです。
「God only knows how long it’s going to take.」「どのくらいかかるかなんて分からないよ。」と使うこともできます。この場合は「自分には分からない」ということを強調しています。「God only knows!」だけで使うと、イライラ度合いが高く「知るか!」となるわけです。
Where is Sarah? (サラはどこ?)
God only knows! (知るかよ!)
What happened? (どうしたんだ?)
サラとBは恋人同士。サラと喧嘩したBですが、Aはそのことを知りません。いつもBと一緒のサラが見当たらないので、「サラは?」とAが聞いたんですね。その返答にBは「God only knows!」と言っているので、Aは「何かあったな」と感じるわけです。
God only knows we’ve tried to talk to her, but she never listens. (俺たちが彼女に話そうとしたのは事実さ、ただ全然聞かなかったんだ。)
Yeah. (だな。)
「God only knows + 文章」という形で、「~したのは事実だ」と強調をこめて話しをしている場面です。
今日のフレーズ
英語のイディオム「god only knows」を使った今日のフレーズは「God only knows!」「知るかよ!」です。このフレーズは、怒っているときや投げなりな言い方で使われています。「そんなこと知らないよ」「知ったこっちゃないね」「俺には関係ないね」「そんなこと俺に聞くなよ」といった感じで使えます。
まとめ
ここまで英語のイディオム「god only knows」の意味と使い方を詳しくみてきました。「God only know!」を使いたくなるような場面を想像しながら練習してみてください。「God knows!」と「only」を省いて使うこともできますよ。
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