「put up」という英語のイディオムは、色々な場面でよく使われているイディオムです。直訳すると「上に置く」となり、「上の方に何かを置く」といったイメージが想像できますね。ただ、このイメージからは想像し難い意味もあるんです。そこで今回は、英語のイディオム「put up」の意味と使い方を詳しくみていきます。
put upの意味
英語のイディオム「put up」には複数の意味が存在します。そこで今回は順番に意味をみてい期待と思います。
①「~の上方に置く」、「(高い位置に)飾る」「上方に取り付ける」
これは何かを上の場所に置くといったニュアンスです。「物を上に仕舞う」、「絵を壁に飾る」、「棚を壁の上方に取り付ける」といった意味合いで使われています。
②「建てる、建築する」
「大きな建物、大きな範囲を囲む壁やフェンス」を建てる、建築するといった意味合いで使われています。「build:建てる」と同じです。
③「泊める」、「泊まる」
短い期間、「(誰かを家に)泊める」または「(ホテルに)泊まる」といったニュアンスで使われています。
④「提案する」「推薦する」
この意味は「(アイデアなどを)提案する」「(誰かをあるポジションに)推薦する」といった意味合いです。
⑤「上げる」「挙げる」
これは「(物や手を)上げる」や「(値段を)上げる」といった意味です。「お金」と「put up」で「資金を出す」といった意味もあります。
put upの使い方
ここでは英語のイディオム「put up」の使い方を詳しくみていきましょう。
①「~の上方に置く」、「(高い位置に)飾る」「上方に取り付ける」という意味の「put up」
Do you know where I put my textbook? (教科書どこに置いたか知ってる?)
You left it on the table, so I put your textbook up on the shelf.(テーブルに置きっぱなしだったから、棚の上に置いたよ。
Can you put this notice up on the wall? (このお知らせを壁に貼ってくれる?)
OK. (了解。)
Look! (見て!)
What is it? (何?)
I put up the hood on my jacket. (ジャケットにフード付けたんだ。)
②「建てる、建築する」という意味の「put up」
WOW. They are putting up a big wall. (わお。大きな壁を建てているよ。)
What was there before? (前何があったっけ?)
③「泊める」、「泊まる」という意味の「put up」
Can you put me up for the night? (一晩泊めてくれる?)
Yeah, sure. (うん、いいよ。)
It’s really late. Shall we put up at a hotel for the night? (遅くなったな。一晩ホテルに泊まる?)
I think it’s a good idea. (それが良いと思う。)
④「提案する」「推薦する」という意味の「put up」
Who suggested this idea? (このアイデアは誰が提案したの?)
It was Paul who first put up the idea. (最初に提案したのはポールだったよ。)
I want to put Ben up for the captain. (キャプテンにベンを推薦したいんだ。)
Same here. (僕もだよ。)
⑤「上げる」という意味の「put up」
Put your hands up!(手を上げろ!)
….
XXX is putting up the price. (XXXが値段を上げるってよ。)
No way! (嘘だろ!)
Dad put $200 up to help me buy a new guitar! (僕が新しいギター買うのに2万円出してくれたんだ。)
That’s so cool! (いいな!!)
今日のフレーズ
英語のイディオム「put up」を使った今日のフレーズは「Let’s put up a garage in the yard!」「庭にガレージを建てようよ!」です。「put up」は「build」と同じように使う事ができます。「a garage」の部分を「a tent」にすると、「庭にテントを建てようよ」と使えます。
まとめ
ここまで英語のイディオム「put up」の意味と使い方を詳しくみてきました。「put up」は様々な意味で日常会話によく出てきます。ここで紹介しきれていない意味に関しては、また次の機会に。場面を想像しながらフレーズを何度も練習して、身に付けておきましょう。
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