英語のイディオム「take up」は「始める」や「応じる」、「取り組む」などの意味で使われています。「take up」という英語のイディオムは日常会話でもよく耳にする表現です。直訳すると「take:取る」「up:上に」で「上に取る」となってしまい、直訳からはあまり想像がつかないですよね。
また、場面によって英語のイディオム「take up」は意味合いがかなり異なってきますので、今回はよく耳にする「taku up」の4つの意味と使い方を詳しく紹介していきますよ。
take upの意味
英語のイディオム「take up」には様々な意味がありますが、その中でも4つの意味がよく使われています。一つずつ紹介していきますね。
①「始める」という意味の「take up」
この意味は「新しい趣味など興味がわいてきた物事を始める」といった意味合いで使われています。
②「引き受ける・応じる」という意味の「take up」
この意味は「新しいポジション・仕事など、オファーを引き受ける」といった意味合い、または「喧嘩など、相手からの挑発に応じる」といった意味合いで使われています。
③「場所をとる・時間をとる」という意味の「take up」
この意味は「何かしらの物がスペースをつぶしてしまっている」「ほとんどの時間を何かでつぶしてしまう」といった意味合いで使われています。
④「取り組む」という意味の「take up」
この意味は「問題や困難な事柄や、他の人からの提案などに取り組む・対処する」といった意味合いで使われています。
take upの使い方
ここでは英語のイディオム「take up」のそれぞれの意味での使い方を詳しくみていきましょう。
①「始める」という意味の「take up」
When did you start smoking? (いつタバコを吸い出したの?)
I took up smoking when I was working at XXX. (XXXで働いていた時に吸い始めたんだよ。)
I heard that your husband retired. (ご主人、定年退職したって聞いたけど。)
Yes. He has been taking up cooking now. (そうなの。それで料理を始めたのよ。)
②「引き受ける・応じる」という意味の「take up」
Did you find new job? (新しい仕事見つかった?)
Yeah. I’ll be taking up the position as manager at XXX. (うん。XXXでマネージャーのポジションを引き受けるつもり。)
How’s your teammates?(チームメイトはどう?)
One of my teammates took up a new position. (チームメイトの1人が新しいポジションを引き受けたんだよ。)
③「場所をとる」という意味の「take up」
We should move this sofa to the other room. (このソファー違う部屋に動かした方が良いよ。)
Yeah. This sofa is taking up too much space in this room. (うん。このソファー、この部屋をほぼ占領してるもんな。)
Is he still on the phone? (彼はまだ電話してるの?)
He takes up too much time on the phone. (うん。彼の電話は長過ぎるよな。)
④「取り組む・対処する」という意味の「take up」
What should we do? (どうすべきかな?)
I think we should take up the issue with the manager. (マネージャーと一緒に問題対処すべきだと思う。)
We should take up this claim. (このクレームを対処しなくちゃな。)
Yeah. Before it gets too late. (うん。手遅れになる前にな。)
いかがでしょう?英語のイディオム「take up」が様々な場面で使えることが分かりましたよね。
今日のフレーズ
英語のイディオム「take up」を使った今日のフレーズは「He has taken up cycling.」「彼はサイクリングを始めた。」です。このフレーズは「主語」と「cycling」の部分を他の単語に変えることで「●は〜を始めた/●は〜を引き受けた」と言うことができます。「新しい趣味などを始めた、新しいポジションを引き受けた」と言う時に使えます。
まとめ
ここまで英語のイディオム「take up」の意味と使い方を詳しくみてきました。ここで紹介しているよく使われる4つの意味を覚えてしまえば、「take up」はもう怖くありませんね!いろいろな場面を想像しながらフレーズを作って練習してみてくださいね。
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