「face the music」という英語のイディオム、これはどのような意味で使われているのでしょう。直訳すると「face:直面する」「the music:音楽」で「音楽に直面する」となり、何か楽しそうな、良い意味合いで使われている気がします。しかし、これが「良い意味、良い状況」ではないのです。
face the musicの意味
英語のイディオム「face the music」は「自分のした事に対して報いを受ける」「自分の言動の結果を受ける」「自分の行なった行為に対する批判を受ける」という意味で使われています。
「自分がやらかした事/自分が行なった行為」に対する「報い・批判・罰」を受ける、「自分の言動で招いてしまった良くない結果を受け止め、対処する」といったというニュアンスです。
face the musicの由来
英語のイディオム「face the music」の由来は諸説あります。その中でも、色々な所で有力だと言われている由来を2つ紹介しますね。
・オーケストラをバックにした舞台のパフォーマンスが由来とされている説:パフォーマーはオーケストラの音楽に合わせてパフォーマンスをし、パフォーマンスが良い出来ではなかった時には、観客からの非難のノイズに対峙しなくてはならなかった。
パフォーマーはいつも、オーケストラの音楽、観客の非難に直面していたということですね。
・ミリタリーでの習慣が由来とされる説:不名誉な理由により除隊しなくてはならない兵士、あるいは処分を受けなくてはならない兵士に対して、除隊する時、処分がくだされる時にはいつも軍のバンドが音楽をならしていた。
どちらも「音」を使って、自分の行なった行為に対してその結果に対峙させられていますね。
face the musicの使い方
ここでは英語のイディオム「face the music」の使い方を詳しくみてみましょう。
face the musicの使い方の例①
Why the long face? (浮かない顔してどうした?)
Sarah found out about my affair. (サラに浮気が見つかった。。。)
Well, you have no choice but to face the music. (そっか、報いを受ける以外どうしようもないな。)
face the musicの使い方の例②
Oh no. We broke the base. (あーあ、花瓶割っちゃった。。)
Damn.. We’ll have to face the music when our parents come home… (父さんと母さんが帰ってきた時に怒られるね...)
face the musicの使い方の例③
We can not keep doing this anymore. (もうこれ以上できないよ。)
Yeah… We have to face the music. (そうだな。やった事への報いを受けないとだな。)
(これは何か良くない事をしてて、これ以上隠し通せないといった状況に陥った2人の会話です。)
今日のフレーズ
英語のイディオム「face the music」を使った今日のフレーズは「It’s time to face the music」「報いを受けるときがきたな。」です。
このフレーズは「自分の言動が招いた結果を受け入れなくてはならない、いまその時がきた」というニュアンスです。
まとめ
英語のイディオム「face the music」は映画やドラマでも使われています。このイディオムが使われているときは、その人が招いた物事に対して、結果を受け入れ対処しなくてはならない場面です。注意してみてみましょう。
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