日本語の「悔しい」という表現には、様々な感情が含まれています。私たちは「悔しい」という一言で、その人の感情がある程度理解できます。
しかし、英語には日本語の「悔しい」のように色々な感情を含んだ言葉はありません。それぞれの状況、それぞれの感情によって「悔しい」と使えるいろいろなフレーズが存在します。
ここでは「I’m disappointed.」を使って「悔しい」と表現する状況をみていきます。
今日のフレーズ
今日のフレーズは「disappoint」を使った「I’m disappointed.」は「悔しい」と意味合いでも使います。
「悔しい」という日本語はとても抽象的な言葉で、この言葉を英語にしようと思うと、同じ意味合いの言葉はありません。もちろん英語でも「悔しい」という気持ちを表現することはできますが、ここで重要なのは「どのような気持ちで悔しい」のかです。
そこで今日は、「失望」、「喪失」、「落胆」の感情を含んだ「悔しい」をみていきましょう。
「失望」、「喪失」、「落胆」の感情を含んだ「悔しい」は「disappoint」を使う
1対1の試合で自分が負けてしまった時、チームが試合で負けてしまった時、などに日本語では「悔しい」という言葉で気持ちを表します。
しかし、その「悔しい」の中には「負けてしまった自分に腹が立って悔しい」や「自分の力不足で負けてしまい、情けなく悔しい」、「もっといい準備ができたはずなのにしなかった自分に腹がたって悔しい」など、いろいろありますよね。
この中でも「自分の力不足で負けてしまい、情けなく悔しい」のような感情を表すのが「disappoint」です。
「disappointed in」と「disappointed with」の使い方
「disappointed in ~」は期待していた人、物事の中身自体に「がっかりした、失望した」、期待していた人、物事に裏切られて「がっかりした、失望した」ときに使います。
例えば、自分はもっとできる、能力があると思っていたけど、そうじゃなかった。「I’m disappointed in myself.(自分にがっかりしている)」結婚生活は楽しい物と思っていたけど違った「I’m disappointed in my marriage.(結婚生活に失望している)」など。
「disappointed with ~」は期待していた物や物事が全く違うもの、結果で「がっかりした、失望した」ときに使います。ここでの物や物事は自分に関わる物や物事です。
例えば、勝てると思ってた試合に負けた、上手くいくと思っていた仕事を失敗したときに、「I’m disappointed with the result.(結果にがっかりした)」、自分が買った車が期待していた物と違ったとき「I’m disappointed with the new car.(新しい車にはがっかりした)」など。
その他にも「disappointed」は「by」や「at」と使うこともですます。ここでは少しだけ紹介しますね。
「disappointed by ~」は想像もしていなかったことが起こって「がっかりした、失望した」ときなどに使います。
「disappointed at ~」は自分とは少し距離がある物や物事が想像と違った場合に「がっかりした、失望した」ときに使います。
「悔しい」という感情は自分に関わる物事に関連したものなので「disappointed in」と「disappointed with」がよく使われます。
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