ここでは英語のイディオム「under the weather」の意味と使い方を、英語のフレーズを例文としてご紹介します。
「under the weather」は「天気の下で」と直訳できます。これだけ見ると「天気の下でなに?」と思ってしまいます。さて、このイディオムはどのような意味でどのような状況を表しているのでしょう。またどのように使われているのでしょう。
「under the weather」の意味
「under the weather」は「体調がすぐれない、具合が悪い、気分が悪い」などの意味と「落ち込んでいる、悲しく感じる」といった意味があります。
どんよりした曇りの日は、どんよりした気分になりますよね。そんな憂鬱気分を表現する時に「under the weather」と使うんです。
「feeling under the weather」は「feeling sick」、「feeling not well」、「feeling sad」などと同じニュアンスです。
「under the weather」の語源
船に乗っている人が船酔いをする時というのは、天気が悪く海が荒くなっているときがほとんどです。船酔いというのは、船が常に揺れていることが原因で起こるものです。船酔いになった人は甲板部分より下の階に移動させられました。屋根がある所で天気をしぎ、少しでも下の階に行くことで体に感じる船の揺れを少なくするために。
甲板部分にいるということは、「荒れた天気の下にいる(屋根がない部分にいるため、荒れた天気にさらされている状況)= under the (harsh) weather 」ということです。
これが「天候が悪く甲板部分で船酔いする = under the weather」になり、「気分が悪い/気分が優れない = under the weather」となった。
「under the weather」が使われるようになった説には色々なものがあります。その中でも私がなるほどな、と思ったものはこれでした。
「under the weather」の使い方
「How are you doing?」と聞かれた時に
「I’m feeling a bit under the weather.」と言えば「ちょっと体調がすぐれない、ちょっと気分が悪い」と言えます。
二日酔いで気分がすぐれない時にも「feel under the weather」を使うことができます。
今日のフレーズ
今日のフレーズは「I’m feeling a bit under the weather.」、「体調ちょっとがすぐれない。」です。
このフレーズは日常会話でよく使われているものです。英語のイディオム「under the weather」がここでは使われています。
まとめ
ドラマや映画でもよく聞くイディオム「under the weather」を紹介してきました。
英語のイディオムを覚える上で、語源を知るというのも1つの方法だと思います。面白い語源だったり、なるほどなと思える語源だと、そのイディオムが以外と頭に残ってくれます。
「under the weather」を使いこなせるように、しっかり覚えておきましょう。
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