「see to」という英語のイディオム、日常会話では「see」から連想する「見る」とは少し違った使い方をしています。いったいどのような意味で使われているのでしょう。そこで今回は英語のイディオム「see to」の意味と使い方を詳しくみていきます。
see toの意味
英語のイディオム「see to」には2つの意味があります。1つ目は「~に気を配る・~の世話をする」。これは「care:気遣う・面倒を見る」と同じような意味です。2つ目は「~を引き受ける・~の対処をする」。これは「deal:取り扱う・対応する」と同じような意味です。
英語のイディオム「see to」が使われる場面によって、意味が異なってくるので注意が必要ですね。
see toの使い方
![see toの使い方](https://eigo-lab.com/wp-content/uploads/seeto2.jpg)
ここでは「see to」の使い方を詳しくみていきましょう。
「~に気を配る・~の世話をする」という意味の「see to」
「~に気を配る・~の世話をする」という意味で英語のイディオム「see to」を使う場合、「see to」の後ろに「人や物」が入ってきます。
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The guests are already arriving. (ゲストがもうやってきてるぞ。)
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Will you get the table ready? I’ll see to the guests. (テーブルの準備してもらえる?僕がゲストの相手をしてるから。)
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I need to go to the bathroom. Would you see to my luggage?(トイレに行きたいんだけど、僕のかばん見ててくれる?)
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Sure. (いいよ。)
「~を引き受ける・~の対処をする」という意味の「see to」
「~を引き受ける・~の対処をする」という意味で「see to」を使う場合、「see to」の後ろに「対処するものごと」が入ります。
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How’s wedding planning going? (結婚式の準備はどう?)
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We’ve hired a wedding planner to see to the details. (細かいところを対応してもらうのにウェディングプランナーを雇ったよ。)
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The next shipment is coming. Would you see to organizing the stock room? (次の積み荷がそろそろくるので、ストックルームの整頓してもらえるかな?)
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Sure. (わかりました。)
「see to 場所」になった場合
英語のイディオム「see to」が「see to 場所」、または「see 人 to 場所/物」になった場合は、「見送る・見届ける」といった意味になります。
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My parents saw me to the station. (両親が駅まで見送りに来てくれたんだ。)
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Thank you for coming tonight. Let me see you to your car. (今日は来てくれてありがとう。君の車の所まで一緒に行くよ。)
英語のイディオム「see off」や英語のイディオム「see out」と同じように使えます。
今日のフレーズ
![see toのフレーズ](https://eigo-lab.com/wp-content/uploads/seeto1.jpg)
英語のイディオム「see to」を使った今日のフレーズは「I’ll see to it.」「僕が見ておくよ。/僕が引き受けるよ。」です。どのような場面で使うかに寄って「僕が注意して世話をしておくよ。」か「僕が責任を持ってやっておくよ。」と意味合いが異なってきます。
まとめ
ここまで英語のイディオム「see to」の意味と使い方を詳しくみてきました。どのような場面で使うか、どのような形で使われているかによって意味合いが異なってきます。練習する時は場面を想像しながらフレーズを作ってみてください。
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