「make one’s mouth water」という英語のイディオム、これはどのような意味で使われているのでしょう。「make one’s mouth water」を直訳してみると「make:作る」「one’s:●の」「mouth:口」「water:水」で「●の口を水にする」といった意味になってしまいます。
これではイマイチ意味がわかりませんね。英語のイディオム「make one’s mouth water」の意味と使い方を詳しくみてみましょう。
make one’s mouth waterの意味
“お腹が空いているときに美味しそうな臭いがしてきたとき”や”大好物の食べ物を思い描いたとき“、”すごく美味しそうな食べ物を見たとき”など、口の中でじわーっと唾液が広がる、よだれがでてくるといった経験をしたことありませんか?
英語のイディオム「make one’s mouth water」とはまさにそのような状況を表す表現で、「美味しそう」「食欲をそそる」「よだれがでる」という意味です。
make one’s mouth waterが食べ物以外で使われるとき
食べ物の話をしているときに「make one’s mouth water」と使われる場合には上で紹介した「美味しそう」「食欲をそそる」「よだれがでる」という意味ですが、それ以外で使われることもあります。
そんなときは、その物事が「気をそそる」や「うらやましくさせる」、「興奮させる」や「嬉しくさせる」といった意味で使われています。
それでは使い方を詳しくみてみましょう。
make one’s mouth waterの使い方
make one’s mouth waterの使い方の例①
ボブが家に帰るとお母さんに晩ご飯をたずねてます。
What’s for dinner? (晩ご飯なに?)
I’m gonna make beef stew. (ビーフシチュー作ってるよ。)
Just the thought of beef stew makes my mouth water.(ビーフシチューって考えただけでよだれが出てくるよ。)
make one’s mouth waterの使い方の例②
通りを歩いているといい香りが…Bobの食欲を…。
“The smell of the yakitori on the grill made Bob’s mouth water.”(焼き鳥のにおいがボブの食欲を刺激しました。)
make one’s mouth waterの使い方の例③
同僚同士の会話です。
Did you see the prize for next presentation? (次のプレゼンの賞見た?)
Yeah. That is enough to make anyone’s mouth water! (うん。あれは誰でもそそられるよね。)
mouth-wateringの意味と使い方
よく使われる形で「mouth-watering」があります。これは「よだれのでそうな」「食欲をそそる」「おいしそうな」「喉から手が出る程欲しい」「そそられるような」「魅力的な」といった意味です。
この場合は「mouth-watering」の後に「名詞」がくることが多いです。どのように使うかというと、「mouth-watering desert:美味しそうなデザート」、「mouth-watering smell:美味しそうなにおい」、「mouth-watering view:魅力的な景色」といった使い方をします。
今日のフレーズ
英語のイディオム「make one’s mouth water」を使った今日のフレーズは「Just the thought makes my mouth water.」「考えただけでよだれがでてくる。」です。
「make one’s mouth water」は場面によって「おいしそう」「よだれがでてくる」「お腹が空いてくる」など使い分けることができます。
まとめ
ここまで英語のイディオム「make one’s mouth water」の意味と使い方を詳しくみてきました。
このイディオムは「食べ物」「物事」どちらに対しても使うことができます。どちらの内容で使ったとしても、その人を惹き付けるといった状況に変わりはありません。
日常の会話の中でもよく使われているイディオムなのでしっかり覚えておきましょう。
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