未来を表すwillとbe going toの違いと使い方について

中2英語

学校で未来形を習ったときに、「未来形」って何なの?と思った方も多いのではないでしょうか。また、学校で「will」と「be going to」は同じだと習った方も多いのではないでしょうか。

日本語では「未来」について話すときも特に「未来形」という決まりはなく話をすることができます。だからこそ、少し厄介なのです。しかし、しっかりと「will」と「be going to」の意味と使い方をマスターしてしまえばそんなに厄介なものでもないのです。

そこで、今回は未来のことを話すときに使う「will」と「be going to」の違いと使い方を詳しくみていきたいと思います。

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未来形とは

「あとで~するつもり。」「明日は~をするつもり。」など未来のことについて話をするとき、英語では必ず「will」か「be going to」を使う必要があります。

未来の話をするときは次のような場合ですよね。

1)未来に自分がすることを話すとき

例えば、お腹がすいているときに「ハンバーガーた~べよ。」と言ったとします。この状況を詳しく分解すると以下になりますよね。

今の状況 → お腹がすいている → I’m hungry.

未来の行動 → ハンバーガーを食べる 

→ I will eat a hamburger. または I’m going to eat hamburger.

「ハンバーガーを食べる」と決めたのは自分なので、自分の意志を示す「未来形」と言えます。

2)未来に起きる出来事について話すとき

例えば、今日はすごく晴れているけど、天気予報を見ていると「明日は雨が降るでしょう」とラジオで言っていた。この場合は以下のように分解することができますよね。

今の状況 → 晴れている → It’s sunny.

明日(未来)の天気 → 雨が降る → It will rain. または It is going to rain.

これは未来に起こりうる出来事を示す「未来形」と言えます。

このように、未来形には2つのパターンがあるんですね。

上の例では「will」を使った文と「be going to」を使った文を書いています。ところが、この二つの文はそれぞれ違ったニュアンスになってしまいます。

そこで、「 未来に対する意思を示す「will」と「be going to」の違い 」と 「未来に起こりえる出来事を話す時に使う「will」と「be going to」 」についてそれぞれ詳しくみていきます。

未来に対する意思を示す「will」と「be going to」の違い

未来に対する意思を示す「will」と「be going to」の違い 「will」と「be going to」 の大きな違いは、今決めたのか、それとも既に決めていたことなのかです。

will

話している最中、または考えている最中に決めた、未来に対することを表現する時に使うのは「will」です。

未来形の違いwillの図

be going to

話している時には既に決めていた未来に対することを表現する時に使うのは”be going to”です。

未来形の違いbe going to の図

例えば、レストランに入ってメニューを見ながら「何にする?」、「チーズバーガーにしようかな」っていう会話になったりしません?

このような場合は「will」を使って、“I will have a cheeseburger.” になるんです。レストランに入って、メニューを見ながら「」食べるものを決めたから「will」なんですね。

レストランに入る前、なんなら朝から「チーズバーガーにする」って決めていた場合は「be going to」を使って、”I’m going to have a cheeseburger.」となるんです。

もう一つ例をみてみましょう。

例えば、友達と来週の週末の予定について話しているとします。

A: “Do you have any plans for next weekend?”(来週の週末は何か予定あるの?)

B:”I will relax at home.”(家でゆっくりするつもり。)

C: ” I am going to visit my grandmother next Saturday.”(来週の日曜日は祖母のところに行くつもり。)

Bは「今」考えて「家でゆっくりする」と思いついたので「will」を使ったんです。反対に、Cはだいぶ前からカレンダーに印をつけて「祖母のところに行く」と考えていたんですね。なので「be going to」を使ったわけです。

同じ未来をあらわす「will」と「be going to」ですが、詳しくみてみるとかなり違った意味合いになってしまいますよね。

未来に起こりえる出来事を話す時に使う「will」と「be going to」

will

未来に起こるであろう出来事に関して話す際に、個人の考えや経験をベースにして予測した未来の出来事を表現する時に使うのは”will”。

future "will" 予測

be going to

未来に起こるであろう出来事に関して話す際に、現時点で起こると予測できる未来の出来事で、あまり遠くない未来、起こる確率が高いものを表現する時に使う。

future be going to 予測

例文を見てみましょう。

「will」の場合

“It will rain tomorrow.” (明日は雨が降るらしいよ。)

→ 天気予報とかを見たときに明日の降水確率が高かったことを元にして、明日の天気の話をしている

“I think Japan will win the game.” (日本が勝つと思う。) 

→ 明日行なわれる日本のサッカーの試合について話している。今回の日本の試合の相手は前回にも勝っている相手だから、勝つと思っている

「be going to」の場合

Look at the clouds. It’s going to rain. (空見て。雨が降りそうだね。)

→ 急に空が暗くなってきて、遠くでは雷が光ってる。見るからにすぐにでも雨が降り出しそう。

GOAL!!  “Yes!! Japan is going to win this game!!” (ゴール!やった!日本が勝ちそうだね!)

→ みんなでテレビの前で、日本を応援中。ゴールが入って一点追加。2-0で日本がリード。残り時間は15分。このまま行けば日本が勝つ確立がかなり高い。

確実に起こると言える出来事は「will」

will: 未来に起こる出来事。確信して起こると言えることに対して使う。

Tomorrow will come. (明日は来る。)

→ 明日は必ずやってくる。

He will come to the office tomorrow morning.(彼は明日の朝オフィスにくる。)

→ 毎週月曜と木曜日に彼は必ず朝オフィスに来るというスケジュール。明日は木曜日なので、彼は朝オフィスにくる。

もうすぐ起こる出来事は「be going to」

be going to: もうすぐ起こる出来事に対して使う。

I am going to go to bed.(もう寝るよ。)

He is going to get here soon. (彼はもうすぐここに着くよ。)

おまけ:be going to と ~ing の違い

「be going to」 と 「~ing」 はどちらも、話をしている「現時点では既に決めていた未来の計画」に関して使います。

be going to

既に決めている未来の計画ではあるが、まだ詳細などは決めていない物に対して使う。

be going to 未来 出来事

We are going to get married! (結婚することは決まっているが、結婚式など詳細は一切決まってない。)

We are going to visit Japan! (日本に旅行に行くということ以外、旅行の詳細はまだ決まっていない。)

~ ing

未来におこる計画に対して、詳細も既に決まっていることを強調して言うときに使う。

~ ing 未来 出来事

We are getting married! (結婚式の日取りなども決定している。)

We are going to Japan! (旅行の詳細なども決定している。)

まとめ

ここまで例も含めて未来を表すwill、be going to、~ingの違いと使い方を紹介してきました。

これらの違いを知ることで、どうしてこの場面では”この未来を表す形”が使われているのかが分かるようになるのではないかと思います。

これらの使い方を身につけるまでには、たくさん聞いて使う必要があります。

“will”、”be going to”、”~ing” の違いを身につけるまでは、いっぱい使って練習する必要があります。色々なシチュエーションを思い描いて、ノートに書き出し、声に出して練習してみてください。

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