Netflixのオリジナルドラマ「Sense 8」、2015年から2018年に放送されたドラマですが今だからこそ見るべきドラマなのではないかな、英語を勉強している人にとっては面白い教材のひとつになるのではないかなと思ったのでここで紹介します。ドラマの内容や登場人物について詳しく知りたい方には物足りない様となると思いますのであしからず。
世界各地の異なった文化の国にいる8人が主役
ドラマのあらすじはWikipediaから引用させて頂きます。
本作のストーリーは、アンジェリカと呼ばれる女性が”ウィスパーズ”という男から逃れるために自殺する直前、世界各地の異なった文化の国にいる8人(カフィアス、サン、ノミ、カーラ、ライリー、ヴォルフガング、リト、ウィル)に精神的な繋がりを「産んだ」ことから始まる。精神的にも感情的にも繋がりを持った8人は、互いに知り合って交流し、自分たちが知識や言語、技術を共有することができる「感応者」のクラスター(群体)となったことを知る。世界規模の強大な権力を持つ組織バイオロジック・プリザベージョン・オーガニゼーション(BPO)は感応者を捕えて残酷に扱っており、8人の感応者たちがBPOに存在を察知されてしまったことから物語は展開していく。
アメリカ、メキシコ、ケニア、インド、韓国、イギリス、ドイツに住む8人が主役。そのため、アメリカ英語だけではなく色々なアクセントの英語を聞くことができます。また、1つのドラマで世界各地の文化や状況も垣間見ることができるのもこのドラマならではです。
実際に現地で撮影しているそうで、本当に色々な国の景色・生活の様子を見ることができます。
監督はウォシャウスキー姉妹
マトリックスを手がけたウォシャウスキー姉妹が作り出す作品だけあって映像が本当にきれいです。ドラマというより映画を見ているような感覚に陥ります。また、ウォシャウスキー姉妹はトランスジェンダーとしても有名です。「Sense 8」でもLGBTQに関して大きく取り上げられています。
人種や性別にとらわれない家族の形
近年、世界各地で「Black lives matter(黒人に対する人種差別の撤廃を求める運動)」や「Equal Rights(平等の権利を訴える運動)」が盛んに行なわています。様々な考え方があるとは思うのですが、「Sense 8」では人種や性別にとらわれない家族の形、人と人が深く繋がり合う愛の形が描かれています。
個が他と繋がる大切さ
現在はコロナウイルスの蔓延もあり、なかなか他の人と繋がることが難しい日常が続いています。世界各国のニュースでも自殺率が増えているとのこと。
他の人には自身の苦しみは分からない、確かにそうかもしれません。家族環境、生活環境、育った環境が全て同じ他人はいません。私は私という1人の人間であり、あなたはあなたという1人の人間、唯一無二の存在なのです。
でも私たちにはコミュニケーションという武器があります。
コミュニケーションを駆使し、相手を受け入れる。お互いの現状や考えを受け入れ、支え合う。個では難しいことも多で向き合えば解決策が見えてくる。「Sense 8」を通して、コミュニケーションの重要さや他を受け入れることについて、深く考えさせられます。
英語というコミュニケーションの武器をもったとき
英語は世界で最も使われている共通語です。「Sense 8」を見ていて、英語というコミュニケーションの武器を手に入れたときに垣間見れる世界が「Sense 8」なのではないかと思ったんです。「Sense 8」の主人公たちのように「感覚」で世界各地の異なった文化の国にいる人と「知識」や「感情」を共有することはできません。
でも英語が話せるようになると、世界各地の異なった文化の国にいる人たちとコミュニケーションをとり、その人たちを知り、受け入れ、繋がることができるという。
ドラマ最終話はまさにその瞬間でした。
まとめ
「Sense 8」を通して「コミュニケーション」「人と人の繋がり」「愛と家族の形」について深く考えさせられました。性的描写やバイオレスシーンも多いので苦手な方もいるかもしれませんが、日本で英語を勉強している人に是非見て頂きたい作品です。他の国の文化や歴史的背景を知ることも、英会話を習得する際に必要な要素のひとつだと思うから。
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