「wet behind the ears」と聞くと「耳の後が濡れている」と訳すことができます。この「wet behind the ears」というイディオム、このままの意味で良いのでしょうか?それとも他に意味があるのでしょうか。
ここでは英語のイディオム「wet behind the ears」の意味と使い方を詳しくみていきたいと思います。
wet behind the earsの意味
英語のイディオム「wet behind the ears」は「若くて経験が浅い」、「未熟」といった意味です。
どうしてこのような意味で使われているのか、「wet behind the ears」の語源をみてみましょう。
wet behind the earsの語源
「wet behind the ears」は、生まれたての牛や馬などの動物はお母さんが体を舐めることによって毛が乾いていきます。お母さんが体を舐めて毛が乾いていく中で、一番最後まで乾いていないのが耳のうしろ。このことから「wet behind the ears:耳の後が濡れている」という言葉が「若くて経験が浅い」「未熟」といった意味で使われるようになったそうです。
wet behind the earsの使い方
ここでは英語のイディオム「wet behind the ears」がどのように使われているのかを詳しくみていきましょう。
wet behind the earsの使い方の例①
会社に新しい社員が入ってきました。そのことについてBobとJohnが話をしています。
How’s newcomer? (新人さんはどう?)
She is good, but she is still wet behind the ear as a programmer.(いい子だよ、けどプログラマーとしてはまだまだだな。)
wet behind the earsの使い方の例②
こちらも会社での一コマです。
I can’t believe Ken got a promotion! (Kenが昇進だなんて信じられないよ。)
I know! I think he is still wet behind the ears for the position. (本当だよ。そのポジションには彼はまだ若くて経験が浅いと思う。)
wet behind the earsの使い方の例③
友人に相談中の一コマです。
I’m thinking to ask Ben a help with this project.(このプロジェクト便に手伝ってもらおうと考えてるんだけど。)
That’d be good. He may be still wet behind the ears, but he is well trained. (良いと思うよ。彼はまだ若くて経験が浅いけど、しっかりトレーニングされてるから。)
ここまで紹介したように、「wet behind the ears」は「まだまだ」や「若くて経験が浅い」といった使い方ができます。この「wet behind the ears」を使って「●はまだ若くて経験が浅い」と言いたいときは「●+be 動詞」+「wet behind the ears」の形になります。
今日のフレーズ
英語のイディオム「wet behind the ears」を使った今日のフレーズは「He’s still wet behind the ears.」で「彼はまだ若くて経験が浅い」です。
この「wet behind the ears」は何かに対して「未熟」「経験が浅い」ということで、「(〜に対して)彼はまだまだだ。」という表現としても使えます。
まとめ
ここでは英語のイディオムの「wet behind the ears」の意味と使い方をご紹介してきました。「wet behind the ears」は若くて経験が浅い人に対して使われるイディオムです。
まったく同じ意味で使われるものに「green behind the ears」というイディオムもありますので、こちらも頭に入れておくと良いですね。
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