「on the tip of one’s tongue」という英語のイディオムはどのような意味で使われているのでしょう。「tip of one’s tongue」は歌のタイトルにもなったりしています。Kenny Chesneyの「Tip of my tongue」、Brenda & the Tabulations の「Right On The Tip Of My Tongue」など。これらの歌のタイトルと「on the tip of one’s tongue」の意味は同じなのでしょうか?
「on the tip of one’s tongue」を直訳すると「on:~の上に」「the tip:先端」「one’s tongue:●の舌」で「●の舌の先端の上に」となります。
これはどのような意味なのでしょうか?
on the tip of one’s tongueの意味
英語のイディオム「on the tip of the tongue」は「ここまで出かかっている」「もう少しで思い出せそう」といった意味です。これは、本当に直ぐそこまで出かかっていることをあらわします。
話している最中に、思い出せそうで思い出せない時ってありますよね。そんなとき、このイディオムが使えるんです。他にも、言いたいことがあるけど言い出せなかったとき、言いたいことがあるのに諦めたときにもにも「(言いたいことが)ここまで出かかった」と使えますよ。
on the tip of one’s tongueの使い方
ここでは「on the tip of one’s tongue」の使い方を詳しくみていきましょう。「one’s」の部分には「あと少しで思い出せそうという人」が入ります。
on the tip of one’s tongueの使い方の例①
I’ve seen her somewhere. Who is she? (彼女どこかで見たことあるな。誰だっけ?)
Her name is on the tip of my tongue. Just give me a minute. (彼女の名前ここまででかかってるんだけど。ちょっと待って。)
on the tip of one’s tongueの使い方の例②
I know this question. What was the answer..(この問題知ってる。答えなんだっけ。)
The answer is XXX, right? (答えはXXXでしょ?)
I had the answer on the tip of my tongue! (答えあと少しで思い出せそうだったのに!)
on the tip of one’s tongueの使い方の例③
Did you talk to her? (彼女に話した?)
It was right on the tip of my tongue, but I couldn’t tell how I feel. (ここまで出かかったんだけど、僕の思いは伝えられなかった。)
今日のフレーズ
英語のイディオム「on the tip of one’s tongue」を使った今日のフレーズは「It’s on the tip of my tongue.」「ここまで出かかってるんだけど」です。あとほんの少しで思い出せそう、あとほんの少しで言い出せそう、といった時に使えるフレーズです。
まとめ
ここまで「on the tip of one’s tongue」の意味と使い方をご紹介してきました。日常でもよく使われる表現なのでしっかり覚えておきたいですね。
上で紹介した曲を聞いてみると、Brenda & the Tabulations の「Right On The Tip Of My Tongue」という曲では、「on the tip of one’s tongue」が “使い方の例③”で紹介した「ここまで出かかってたのに」と同じです。
Kenny Chesneyの「Tip of my tongue」の「tip of my tongue」はただ単に「舌の先で」という意味で使われていましたね。
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