「make a face」という英語のイディオムは日常的にもよく使われているイディオムなので、耳にした事がある方も多いと思います。直訳すると「make:作る」「a face:顔」で「顔を作る」となりますね。これは「表情を作る」といったニュアンスです。どのような表情の「顔」のことを表しているのでしょう。
make a faceの意味
英語のイディオム「make a face」の意味は大きく分けると2つあります。
1つは、「しかめっ面をする」や「変な顔をする」です。「しかめっ面をする」の場合は嫌悪感などを表情に出すというニュアンスで、「変な顔をする」の場合は相手を笑わす様な顔をするというニュアンスです。
もう1つは、「顔でサインをだす」といった意味で、表情を使って相手に指示をだす・考えを伝えるという場合です。話せない状況において「No」や「Stop」といったサインを出す場合が多いです。
make a faceの使い方
ここでは「make a face」の詳しい使い方をみてみましょう。「make a face」は「make faces」という形でも使われます。
make a faceの使い方の例①
相手を笑わせようと「変な顔をした」という意味合いで使う場合。
Did you tell your mom about the exam? (お母さんに試験について話した?)
Yeah… She didn’t really get mad about my grades. (うん、あまり怒らなかったよ。)
That’s good. (良かったね。)
Yeah. My brother was making faces at me when my mom wasn’t looking. It was hard to put straight face. (うん。母さんが見てない時に弟が変な顔ばっかしきてさ。真面目な顔しとくのが大変だったよ。)
make a faceの使い方の例②
「しかめっ面をする」といった意味合いで使う場合。
I watched the news about hoarding houses. It was unbelievable.(ゴミ屋敷のニュース見たんだけど、すさまじいね。)
I watched that, too. The reporter made face when she got into the house. So I’m guessing smell is horrible there. (僕も見たよ。家に入った瞬間レポーターしかめっ面になったよな。匂いも相当なもんなんだろうな。)
make a faceの使い方の例③
顔の表情で「言うな」と伝えた場合。
I had to tell Ben what happened last night. (昨夜何があったかベンにはなさなくちゃだったんだ。)
How did it go? (どうだった?)
I started to tell Ben what happened, but Jay made a face so I avoided telling everything. (何があったかベンに話し始めた時、ジェイが言うなって表情したから、全部は言わなかったよ。)
今日のフレーズ
英語のイディオム「make a face」を使った今日のフレーズは「He was making a face at everybody.」「みんなに変な顔してたよ。」です。
「通りを歩いている人に向かって、子供が窓越しに変な顔ばかりしていた」ことを話すときなどに、このフレーズが使えます。その他にも、「いつも誰に対しても怪訝な顔をしている人」のことを話すときなどにも使いますね。
まとめ
ここまで、英語のイディオム「make a face」の意味と使い方を詳しくみてきました。「make a face」は「make faces」という形でも使います。イギリスでは「make a face」より「pull a face」で使われる事の方が多いようです。
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